2学期中間テスト必勝アドバイス
| 理科2年
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超重要点 征服テクニック
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●●1分野→物質が分かれる変化,原子・分子 ●2分野→動物のなかま
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理科用語や基本的な事項について出題されやすい。まぎらわしい用語やミスしやすい事項ばかりをとりあげたので,確実つかんでおこう。 |
●まぎらわしい用語
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- 【分解,熱分解,電気分解】
- 物質がもとの物質とは性質が違う,2種類以上の物質に分かれる化学変化(化学反応)のことを分解という。炭酸水素ナトリウムは加熱により3つの物質に分解する(熱分解)。また,水は電気分解により水素と酸素に分解する。
- 【原子と分子】
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原子→これ以上分けることのできない粒。
分子→原子がいくつか結びついた粒。
〔ミス注意〕分子は物質の性質を示すことに注意しよう。
- 【原子の記号と化学式】
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原子の記号は,原子を表すための記号で,アルファベットを用いて書く。化学式は,原子の記号を使って物質の成り立ちを表した式。原子の数が1個の場合は,原子の記号をそのまま書く。
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●ミスしやすい事項
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- 【炭酸水素ナトリウムの分解】
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〔ミス注意〕試験管の口のほうは底のほうより少し下げる。理由は,分解で生じた水が試験管の口付近にたまり,その水が試験管の底のほうに流れないようにするためである。
- 【水の電気分解】
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水を電気分解するときは,電流が流れやすいように少量の水酸化ナトリウム(または硫酸)を加える。
〔ミス注意〕陰極(−極)には水素が発生→火を近づけると,ポッと音をたてて燃える。陽極(+極)には酸素が発生→火のついた線香を入れると炎をあげて燃える。
- 【化学式の書き方】
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〔ミス注意〕2H 2のように,原子の記号の前につく数字は係数といい,分子の数を表し,右下につく小さな数字は原子の数を表すことに注意しよう。
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●まぎらわしい用語
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【卵生と胎生】
- 卵生…卵をうんで卵から子どもがかえること。
- 胎生…子どもが母体内で育ってからうまれること。
〔覚え方〕漢字に注目! 卵生の「卵」と胎生の「胎」に着目する。「卵」はたまご,つまり,卵生はたまごでうまれること。「胎」は子どもがやどるとか,母親の腹ということを表す。したがって,子どもが母親の体内で育ってからうまれると押さえておこう。
【恒温動物と変温動物】
- 外界の温度が変化しても体温が常に一定なのが恒温動物で,外界の温度が変化すると,それにつれて体温も変化するのが変温動物。
〔ミス注意〕恒温動物はセキツイ動物のホニュウ類と鳥類だけである。
●ミスしやすい事項
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- 【肺胞のつくり】
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〔ミス注意〕肺には肺胞という小さな袋が多数あり,このため表面積が大きくなり,気体の交換が能率よく行われることに注意しよう。
- 〔覚え方〕小腸の柔毛を思い出そう。
【じん臓での不要物などの取り除かれ方】
- じん臓で血液中の尿素などの不要物がこし出され,尿となる。
- じん臓で血液中の余分な水分や塩分は尿中に排出される。
- 【両生類の呼吸のしかた】
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両生類は,子のときはえらで呼吸し,親になると肺と皮膚で呼吸を行う。空気中の酸素を皮膚からもとり入れられるように,両生類のからだの表面は粘液などで湿っている。
【注意したいセキツイ動物】
- イルカ・クジラ・コウモリ→ホニュウ類
- ペンギン→鳥類
- イモリは両生類,ヤモリはハチュウ類
〔覚え方〕ヤモリ(家守)は家を守るから陸上生活をする。
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