2学期中間テスト必勝アドバイス 理科3年
超重要点 征服テクニック
●1分野→酸化と還元・化学変化とエネルギー  ●2分野→地球の運動と天体の動き

中和反応と体積・濃度の関係がねらわれやすい。
また,2分野では遺伝,食物連鎖,進化などから出題されやすい。

1分野
●まぎらわしい用語
【酸化と還元】
物質と酸素が化合する変化が酸化で,酸化物から酸素を取り除く変化が還元
〔見分け方〕酸素の変化に注目する。酸素が結びつけば酸化,酸素がうばわれれば還元と見分けよう。
【化学電池と燃料電池】
化学電池は化学変化によって電流をとり出す装置。ふつう,電池といわれるものは,ほとんど化学電池。燃料電池は,水素と酸素による合成反応(水の電気分解の逆)を利用して,電流をとり出す装置。
●ミスしやすい事項
【物質の酸化】
物質が酸化すると酸化物ができ,が発生する。携帯用の化学カイロは,鉄の酸化によって発生する熱を利用したもの。
〔ミス注意〕燃焼や爆発は,熱や光をともなう激しい酸化である。金属のさびやむいたリンゴの変色などは,おだやかな酸化である。
【酸化銅の炭素による還元】
〔かんちがいに注意〕酸化と還元は同時に起こっているよ。
『酸化銅は炭素に還元されて銅になるが,炭素は酸化銅に酸化されて二酸化炭素になる』
【鉄と硫黄の反応】
〔ミス注意〕鉄と硫黄の混合物を加熱し,反応が進めば,後は加熱しなくても,生じた熱でどんどん反応が進んでいくことに注意。
【熱を吸収する化学変化】
化学変化をするときに,まわりから熱を吸収する反応がある。
〔覚えておこう〕次のような化学変化のときは,まわりから熱を吸収し,温度が下がる
*水酸化バリウム+塩化アンモニウム
*塩化アルミニウム水溶液+炭酸ナトリウム水溶液
2分野
●まぎらわしい用語
【南中と正午(しょうご)】
ある場所で,太陽が真南にくることを南中といい,太陽が南中したときを,その場所の正午という。
〔覚えておこう〕日本では,兵庫県明石市を通る東経135°の子午線に太陽が南中したときを正午と決めている。
【日周運動と年周運動】
日周運動 → 星や太陽が地球のまわりを東から西へ1日に約1回転して見える見かけの運動。
年周運動 → 星や星座が毎日少しずつ動いて,1年で地球をほぼ1周するように見える見かけの運動。
【夏至と冬至】
北半球では,夏至で南中高度が最大,昼の長さが最長となる。
一方,冬至で南中高度が最小,昼の長さが最短となる。
●ミスしやすい事項
【空全体の星の動き】
東西南北の空の星の動きをまとめると,星は北極星を中心に,東から西へ1時間で約15°動いているように見える。
〔ミス注意〕北の空の星は,反時計まわりに動いているように見え,南の空の星は,時計まわりに動いているように見えるが,方角で考えると東から西へ回転して見えていることになるね。
【南中高度の求め方】
〔ミス注意〕透明半球を使った観測で,南中時の太陽の位置をP,透明半球の中心をO,点Oの真南の点をSとすると,∠POSが南中高度になる。
〔覚えておこう〕北極星の高度は,観測地点の緯度と等しくなる。
【日周運動と年周運動】
〔ミス注意〕天体の日周運動は,地球の自転による見かけの運動。
天体の年周運動は,地球の公転による見かけの運動である。
【太陽の1年の動き】
〔ミス注意〕天球上の太陽の通り道を黄道といい,太陽は,黄道付近の星座の間を,西から東へ1年で1周しているように見える。



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