2学期・期末テスト 必勝アドバイス 理科1年
超重要点 征服テクニック
●1分野→気体の性質  ●2分野→火をふく大地
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テストでは,実験・観察を通して,理科用語・事項やそのしくみなどが出題される。  まぎらわしい内容が多いので,ここでしっかりつかんでしまおう。
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1分野
●まぎらわしい用語
【石灰石と石灰水】
石灰石うすい塩酸を加えると二酸化炭素が発生する。石灰石は,炭酸カルシウムという物質である。
石灰水は,二酸化炭素を通すと白くにごるので,気体が二酸化炭素かどうかを確認するときに用いる。
【上方置換と下方置換】
空気より軽い気体を集めるのが上方置換,空気より重い気体を集めるのが下方置換上方置換で集めるのはアンモニアだけと覚えておいてよい(中学学習範囲では)。
●ミスしやすい事項
【二酸化炭素の捕集法】
二酸化炭素は水上置換で集める! 二酸化炭素は空気より少し重いので下方置換で集めてもよいが,下方置換だと空気と混ざりやすいためふつうは水上置換で集める。
【酸素の性質】
酸素自身は燃えない! 酸素にはほかの物質を燃やす性質(助燃性)はあるが,酸素そのものが燃えるわけではない。
【水素の性質】
水素は最も軽く,燃える! 水素は最も軽い気体で,水素自身は燃える気体である。また,水素と空気が混じった状態のところに火をつけると,爆発的に燃えて危険なので,注意が必要。
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2分野
●まぎらわしい用語
【火山岩と深成岩】
マグマが冷えて固まった岩石が火成岩だけど,固まった場所とつくりによって,火山岩と深成岩がある。下のような表にして覚えると忘れない。
でき方 つくり(組織)
火山岩 地表付近で急に冷え固まった岩石 斑状組織
深成岩 地下深くでゆっくり冷え固まった岩石 等粒状組織

【石基と斑晶】
火山岩のつくり(斑状組織)を構成するもの。石基は,非常に小さい結晶の集まりや,結晶になれなかったガラス質などの細かい粒の部分をさす。斑晶は,大きな結晶の部分をさす。
●ミスしやすい事項
【マグマの性質と火山の形】
*ねばりけの弱いマグマ→横にうすく広がった形になる。
*ねばりけの強いマグマ→もり上がった形になる。
◆ねばりけが中程度のマグマの場合は,
 激しい噴火とおだやかな噴火を交互にくり返し,
 円すい形状になることが多い。
【鉱物の種類と火成岩の色】
無色鉱物が多いと白っぽい岩石になる。
 〔無色鉱物の例〕石英,長石
有色鉱物が多いと黒っぽい岩石になる。
 〔有色鉱物の例〕雲母(うんも),カクセン石,輝石(きせき),カンラン石



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