3学期・期末テスト 必勝アドバイス 理科1年
超重要点 征服テクニック
●1分野→水溶液の性質  ●2分野→ゆれ動く大地
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テストでは,実験・観察を通して,理科用語・事項やそのしくみなどが出題される。  まぎらわしい内容が多いので,ここでしっかりつかんでしまおう。
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1分野
●まぎらわしい用語
【溶質と溶媒】
溶質は,溶液の中にとけている物質。溶媒は溶質をとかしている液体
〔例〕食塩水の場合,溶質は食塩で,溶媒は水。
【溶解度と飽和水溶液】
溶解度は,ある温度での,一定量(100g)の水にとける物質の質量の限度。飽和水溶液は,物質が溶解度の量だけとけている水溶液。
〔ミス注意〕溶解度は,同じ物質でも温度によって異なる。
【結晶と再結晶】
結晶は,いくつかの平面で囲まれた規則正しい形をした固体。再結晶は,固体の物質を一度水にとかしてから,再び結晶として取り出す操作。
【中和と中性】
中和は,酸性の水溶液とアルカリ性の水溶液を混ぜ合わせた ときに起こる,それぞれの水溶液の性質をたがいに打ち消し合う反応。中性は,酸性の性質もアルカリ性の性質も示さない水溶液の性質。
〔ミス注意〕中性ではない混合液中でも,中和反応は起こっている。
【塩(えん)と塩(しお)】
塩(えん)とは,中和によって水とともにできた物質。塩(しお)は,食塩(塩化ナトリウム)のこと。
〔ミス注意〕塩酸と水酸化ナトリウム水溶液が中和すると,食塩(塩化ナトリウム)という塩(えん)ができる。
●ミスしやすい事項
【ろ過のしかた】
1.ろ過する液は,ガラス棒に伝わらせてそそぐ。
2.ろうとの足のとがったほうをビーカーの側面につける。
3.ガラス棒は,ろ紙が重なっているところにあてる。
【指示薬の色変化】
 酸性中性アルカリ性
リトマス紙青色リトマス紙→赤変変化なし赤色リトマス紙→青変
BTB溶液黄色緑色青色
フェノールフタレイン溶液無色無色赤色
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2分野
●まぎらわしい用語
【初期微動と主要動】
地震計の記録で,はじめの小さなゆれが初期微動,あとの大きなゆれが主要動
【震源と震央】
震源は地下で地震が発生した場所のこと。震央はその真上に位置する地点である。震源は,必ず地中にあることをマ−クしておけば,ミスが防げる。
【震度とマグニチュ−ド】
震度は,地震の「ゆれの程度」を表し,マグニチュ−ドは地震そのものの「規模」を表す。
《ちがいの特徴》
震度…震源からの距離によって値がちがう。
マグニチュ−ド…1つの地震では決まった値となる。
●ミスしやすい事項
【初期微動継続時間をマ−ク】
地震の図右図のように,震源距離が50kmのとき,初期微動継続時間が5 秒だった。初期微動継続時間が10秒の地点の震源距離は?

〔解き方〕初期微動継続時間は,震源からの距離に比例することを思い出そう。つまり,
  50〔km〕: 5〔秒〕=〔km〕:10〔秒〕
となる。この比例式から,
  = 100〔km〕
とわかる。




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