≪地理≫中部地方
|
- 【中部地方の工業】
- 中部地方の工業では,中京工業地帯と東海工業地域のほかに,中央高地の工業,北陸地方の工業についてもまとめておくこと。中京工業地帯は,機械工業を中心にせんい工業や陶磁器工業に特色がある。豊田の自動車工業や四日市の石油化学工業が重要。名古屋港の輸出品も出題されることがある。東海工業地域では,浜松のオートバイ,楽器,富士のパルプ・製紙などが重要。中央高地では,第二次世界大戦前まで,養蚕業と製糸工業がさかんだったが,戦後,精密機械工業が発達した経過を覚えておこう。北陸の工業は,輪島や三条,燕などの伝統工業が問題に出やすい。
- 【中部地方の農業】
- 農業についても,東海・中央高地・北陸の3地域ごとに,それぞれの特色を押さえておこう。東海では,茶やみかんの栽培,中央高地の高原野菜や甲府盆地の果樹の栽培,北陸の稲作とそれぞれのポイントを整理しておく。
|
≪地理≫関東地方
|
- 【首都東京】
- 東京の都心と副都心,東京の都市問題と都市開発などについて要点を押さえよう。都心の昼夜間人口の資料にも目を通しておく。人口のドーナツ化現象や衛星都市,ウォーターフロントといった用語も内容を理解しておこう。
- 【京浜工業地帯】
- 日本最大の工業地帯である京浜工業地帯の特色は機械工業が中心であることや,印刷・出版業がさかんな点。他の阪神・中京・北九州・瀬戸内などの工業地帯・地域との比較も要注意。また,京浜工業地帯に続く京葉工業地域や,鹿島臨海工業地域の要点も忘れずに復習しておこう。
|
≪地理≫東北地方
|
- 【東北地方の農業】
- 東北地方の農業は,稲作と果樹栽培が重要なテーマ。とくに果樹栽培は青森のりんご栽培をはじめ,山形のおうとう(さくらんぼ)や,福島のももなど,生産量とともに栽培の問題点なども復習しておくこと。
- 【東北地方の工業】
- 東北地方では,近年九州地方と同じようにIC関連の工場が増えていることが大切なポイント。そのほか東北地方では各地で伝統工業がさかんなことも覚えておこう。
|
≪地理≫北海道地方
|
- 【北海道地方の農業】
- 北海道では,石狩平野や上川盆地などで稲作がさかんだが,十勝平野の畑作や根釧台地の酪農が特色。とくに十勝平野は火山灰地でじゃがいもやてんさい,豆類の栽培がさかん。根釧台地の酪農はその気候条件や発達の歴史などの要点を押さえておくこと。
- 【北海道地方の産業】
- 農業以外の産業では,北海道では水産業が重要。200海里設定の影響で,遠洋漁業の北洋漁業が衰退しているが,漁獲高は北海道が全国一である。工業では,苫小牧に掘り込み式工業港が建設されるなどして開発が進んでいるが,本来は,地元の原材料を生かした食料品工業や製紙・パルプ工業が中心。
|
≪地理≫日本と世界の結びつき
|
- 【日本の貿易】
- 日本の貿易の特色をしっかりと押さえておこう。最近は,原料・エネルギー資源を輸入し,工業製品を輸出するという加工貿易の型が変化し,工業製品の輸入も増えていることに注意。また,アメリカ合衆国との間で問題となっている貿易摩擦や,戦前・戦後の輸出入のグラフの比較もよく出る。
- 【経済協力による結びつき】
- この分野でよく出る重要語句は,政府開発援助(ODA),青年海外協力隊,ボランティアなど。それぞれ意味と内容をしっかりとつかんでおこう。
- 【日本と韓国】
- 日本との歴史的関係(=仏教や儒教の伝来,江戸時代の朝鮮通信使,日本の植民地支配など)や日本との貿易を中心にまとめておこう。また,韓国は,台湾やシンガポールなどとともにNIES(=新興工業経済地域)の1つであることもよく問われるので注意。
- 【日本とブラジル】
- 日本との関係では,日系人が多いこと,日本の反対側に位置すること,日本が鉄鉱石やアルミニウム,コーヒーなどを多く輸入していることを押さえておく。また,インディオ,メスチソなどの用語も問われることが多いので意味をつかんでおこう。
- 【日本とオーストラリア】
- 日本との関係で一番よく出るのが,貿易の内容。とくにオーストラリアからの輸入品目(=石炭,鉄鉱石,羊毛など)に注目しておこう。また,ワーキングホリデーという語句についても最近よく問われるので意味をつかんでおいてね。
|
≪地理≫日本と世界の自然
|
- 【日本の国土】
- 日本はユーラシア大陸の東のはしに位置することをまず確認。緯度としては北緯20度〜45度の範囲。そして,東経135度線と北緯40度線がどこを通っているかも要注意。面積は約38万平方キロメートルと覚えておこう。北方領土については,4島の名前をしっかり覚えておこう。
- 【世界の気候】
- 5つの気候帯(=熱帯,温帯,冷帯,寒帯,乾燥帯)の分布とその特色をつかんでおく。温帯については,東アジア・地中海沿岸・北西ヨーロッパで,雨の降り方にちがいがあることに注意。また,季節風と偏西風のちがいについても確認しておく。
- 【日本の気候】
- 日本の気候の特色は,季節風,梅雨,台風などの用語を軸にまとめておこう。また,地域による気候差では,とくに日本海側と太平洋側のちがいを押さえておいてね。
- 【世界の地形】
- アンデス山脈やロッキー山脈は,環太平洋造山帯とアルプス=ヒマラヤ造山帯のどちらに含まれるか,わかっているかな?どこにも属さない山地としてウラル山脈とアパラチア山脈がよく出る。川については,最も長いナイル川と流域面積が最大のアマゾン川を,まず覚えておこう。
- 【日本の地形】
- 日本の国土の約4分の3は山地であることを覚えておこう。また,世界の川に比べて,日本の川は短く急流であることもよく問われるので頭に入れておいてね。扇状地と三角州,黒潮と親潮などのまぎらわしい用語に注意。そのほか,リアス式海岸や大陸棚もよく出るけれど,意味はわかっているかな?
|
《歴史》ヨーロッパ世界の成立と発展
|
- イスラムと十字軍
- イスラム教の開祖マホメットの弟子らが築いたイスラム帝国,彼らから聖地奪回を目指したが失敗した十字軍との関係をしっかりおさえておこう。
- 宗教改革
- 宗教改革は,まずドイツでルターが,次にスイスでカルバンが始めた。『ドルとスイカで宗教改革』と覚えておくと便利だよ。
- 新航路の開拓
- アメリカ到達のコロンブス,インド航路開拓のバスコ=ダ=ガマ,世界周航のマゼラン一行は絶対に覚えておくように。
|
《歴史》天下統一への歩み
|
- ヨーロッパ人の来航
- 1543年にポルトガル人が種子島に伝えた鉄砲,1549年にザビエルが鹿児島に伝えたキリスト教。それぞれの年代,場所を混同しないようにしよう。また,鉄砲伝来の影響についても答えられるようにしておこう。
- 織田信長と豊臣秀吉
- 天下統一を目指したが果たせなかった織田信長と,天下統一を 達成した豊臣秀吉については,根拠地や政策,キリスト教対策などで比較されることが多い。表にまとめてしっかり覚えておこう。
- 桃山文化
- 茶道を大成した千利休,障壁画の狩野永徳らを中心にまとめておこう。
|
《歴史》江戸幕府の成立
|
- 【幕府のしくみ】
- 幕府のしくみを図にしたものがよく出題される。老中や若年寄,町奉行などを中心に覚えておこう。
- 【幕府の禁教と鎖国】
- 島原・天草一揆など,1639年の鎖国にいたるまでのできごとを年表にしてまとめておこう。また,幕府はなぜ鎖国にふみきったのか頭の中で整理しておこう。
- 【幕府の統制】
- 武士に対しての武家諸法度,農民に対しての慶安のお触書などを通して,幕府がそれぞれの身分に対してどのようなとりしまりを行ったかまとめておこう。
|
《歴史》幕府の改革と文化の発達
|
- 【三大改革】
- 享保の改革,寛政の改革,天保の改革の3つは必ず比較して出題されるので,行った人物・改革の内容を表にまとめてこう。また,新井白石や田沼意次の政治もあわせて覚えておこう。
- 【元禄文化と化政文化】
- 江戸時代の文化には,17〜18世紀に上方を中心に栄えた元禄文化と18〜19世紀に江戸を中心に栄えた化政文化の2つがある。井原西鶴,松尾芭蕉,葛飾北斎,歌川広重らが,それぞれどちらの文化にあてはまるのか,しっかり確認しておこう。
|